ありがとう

私は警戒心なく人に自分の事をさらけ出してしまうほう。

今回乳がんが見つかった時も、見つかる前から、「ドックで引っ掛かったからクリニックへ行く」と幼稚園のママ友に話していた。
特に他意はなくごく普通の世間話の一つとして。

いざガンが確定すると、私が話していた2~3人のママ友は本当に自分の事のように泣いて心配してくれた。

その姿を見た私の方が申し訳なくて動揺してしまったくらい。

そして、「何でもお手伝いするから、遠慮なく言ってね」と言ってくれ、実際に園生活でのママのお仕事や子どもの送迎等も助けてもらっている。

「やって欲しい事をリストにしてちょうだい。出来る事はするよ!出来ない事ははっきり出来ないって言うから、気にしなくて平気」とも言ってくれた。
皆ホントに1日24時間じゃ足りないような生活なのに。。。

送迎時に顔を見かけると、何かと気晴らしになるような話題をふってくれる。

私が「最近、お墓の広告がめについてね・・・」などという暗~い事を言っても(笑)、するどく切り返して雰囲気を明るくしてくれる。

昨日もまだ何も話していない園ママから「最近どうしたの?全然お迎えに来ないけれど大丈夫?具合悪いの?」というメールをもらった。

どうしようか迷ったけれど、「実は・・・、ガンでね、抗ガン剤をやっていて・・・」とメールすると、すぐさま「なんでも手伝える事はするから言ってね。明日から○○ちゃんのPickもするよ!」と返事をくれた。
(実はここのところ、自分で送迎出来ず、パパにやってもらっていた)


ガンになったのは本当に不幸なことだけれど、こんな風に支えてくれるママ友達を実感できて、心が温かくなった。


他人に迷惑を掛けない。自分の事はぬかりなくキチンと自分で。をモットーに生きてきた私。

この価値観は産後リウマチが悪化し、人に迷惑を掛けまくった反動で強く硬く形成されていた。
完全武装していた私。
私の中では「人のお世話になる=悪・ダメな人間」だったのだ。
実際その頃の私の周りには迷惑そうな顔をしている人がたくさんいた。

私は自分の存在を否定するしかなかった。



でも、今回の件で、
「迷惑掛けてもいいんだよ、だってお互い様だよ。困った事があれば皆でなんとかするよ、大丈夫。いつかまた誰かを違う形で支えればいいんだよ。みんなそうやって支えあって生きて来てるんだよ。」ってありのままの自分を認めてもらい許容された気がする。
人間一人の力で出来る事なんて限られてるもんね。

副作用で辛い日々もなんだか心は優しい気持ちで、精神的には安定している。

元気になったら、私もきっと誰かにお返しをしよう!
支えあって生きる社会の素晴らしさを自分の娘にも伝えていこうと思う。
[PR]

by quiet_girl | 2010-06-18 21:52 | その他